どうしても美味しいパスタソースが作れないあなたへ。重要なのは”出汁”だった!
こんにちは!
”はぐれ栄養士”ぞらりんです!
今回はパスタソースをめちゃくちゃ簡単に美味しくする方法をお教えしたいと思います。
しかも1つの方法を守れば、必ずと言っていいほど美味しくできます!
・パスタをお家で美味しく作りたいけど、いつも失敗してしまう。
・いつもはレトルトのソースを使っているけど、本当は自分で作りたい!
という方、必見です!
#今回のレシピを紹介
今回は「エビとズッキーニのトマトクリームパスタ」で解説していこうと思います。
*愛しの材料たち
2人ぶんの材料です。
エビ・・・6尾
ズッキーニ・・・1本の半分
ベーコン・・・3枚ほど
オリーブオイル・・・大さじ2くらい
ホールトマト缶・・・1缶
生クリーム・・・100cc
(クリームチーズでも可。その場合、100gくらい)
塩・・・小さじ1
コショウ・・・好みで適量
今回は生クリームがなかったので、クリームチーズで作ってます。
*気になる作り方は?
①オリーブオイルをひいて熱したフライパンに、5ミリくらいの厚さに輪切りにしたズッキーニを炒める。
②両面が軽く炒まったら、殻をむいたエビと短冊切りにしたベーコンを入れ、炒める。
③ホールトマトを手で潰しながら入れ、具材となじませながら煮立たせる。塩とコショウを加える。
④最後に生クリーム(またはクリームチーズ)を入れ、よく混ぜたら完成。
茹でたパスタに絡める。
#決め手は”出汁”!
ここまでレシピを見て、「普通の作り方じゃないか!」と思われた方もいるんじゃないでしょうか。
しかし、今回注目して欲しいのは入っている具材です。
このパスタソースに入っている出汁の出る具材は、主にエビとベーコン。
エビからは、魚介に多く含まれる旨味成分グルタミン酸が出ます。
ベーコンからは、畜肉に多く含まれるイノシン酸が。
そう、このグルタミン酸とイノシン酸、合わさると相乗効果を発揮し、より美味しく感じることができるのです。
つまり、出汁の出る具材を1種類ではなく、2種類入れることが美味しくなる要因だということです!!
これはどんな料理にも当てはまります。
例えば、味噌汁の出汁。昆布だしだけではちょっと物足りないですが、そこにかつお節の出汁を加えるととても美味しい味噌汁になります。
これは昆布だしからグルタミン酸、かつお節からイノシン酸が出ている結果によるものです。
ちなみに、野菜からもグルタミン酸が出るので、それも相乗効果の要因になっていますね!
#まとめ
今回はグルタミン酸とイノシン酸の2つで相乗効果の話をしましたが、他にも干ししいたけに含まれるグアニル酸というのもあります。
これも例に違わず、他の旨味成分と合わせることによって、より美味しいものになります。
しかも、グルタミン酸は昆布、魚介だけでなく、野菜にも含まれるというので、その組み合わせは多数。
料理を作る際には、旨味の相乗効果を意識して作ってみるといいかもしれませんね!!
#追記!
ちなみに、トマト缶ですが、たいていカットトマト缶とホールトマト缶が売ってますが、ホールトマト缶を買ったほうがいいです。
カットトマト缶は普通のフレッシュトマトとして食べるトマトを使っています。
これ、実は熱しても酸っぱいんです。
なので、これでパスタソースを作ると酸っぱさが消えなくて「なんか違う」感が出てしまいます。
ホールトマト缶のほうは加熱専用のトマトを使っています。
この加熱専用トマトは生で食べることができなく(不味くて)、加熱することで美味しくなるため、パスタソースに使うならホールトマト缶を使うようにしましょう。