最強の漬物はぬか漬け?!美味しい健康食品はこれだ!
こんにちは!
”はぐれ者栄養士”ぞらりんです!
日に日に暑くなって、すでに5月にして汗ばむ陽気が続きますね。
1年中漬物を欠かさないぞらりん家では夏に近づくとぬか漬けが出始めます。
わたし、ぬか漬けダイッッ好きなんですよね!!!!
うまいぬか漬けさえあれば飯を3杯は食えますねww
本当は1年中作れるものだし食べたいんですが、なぜか冬になると出来が悪くなるのでうちでは必然的に夏の風物詩的な感じになってますww
ところでぬか漬けって発酵食品だということはなんとなくわかるかと思いますが、なんの発酵だか知っていますか?
#ぬか漬けって、なんなの?
ぬか漬けとは、米ぬか・唐辛子・昆布・食塩・水を使って野菜を漬ける漬物です。
そしてぬか漬けにするのに欠かせないのが、漬けていくことによって徐々に増えてくる乳酸菌。
米ぬかを乳酸菌で発酵させることでできる漬物がぬか漬けなんです。
乳酸菌発酵ですよ!!!
そう、あの乳酸菌です。ヨーグルトに入ってる、カル◯スに入ってるw
ぬか床を作った当初は土壌由来の大腸菌がほとんどを占めているそうですが、1ヶ月もすると大腸菌はなくなり、代わりに野菜に付いていた乳酸菌が働き始めるそうです。
ちなみにその乳酸菌と食塩によって腐敗菌は死滅するそうです!
昔の人の知恵ってすごいね!!
#ぬか漬けの凄さを知ってほしい!
ぬか漬けっておいしいだけじゃなく栄養もすごい!これを知ってほしいんです。
ぬか漬けが生まれたのは江戸時代。米の精米技術があがり、精米した時に出る米ぬかを使って漬物を作ったのが始まりと言われています。(江戸時代の”もったいない精神”はほんとすごい・・・!!)
当時精米技術はあがり、庶民も栄養豊富な玄米ではなくおいしい白米を食べられるようになりました。しかし合わせて食べるおかずや汁物はそのままだったため、玄米で取れていた栄養、ビタミンB1が欠乏し始めます。
ぬかには豊富なビタミンB1が含まれているのです。
脚気(かっけ)は、ビタミン欠乏症の一つであり、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。心不全によって下肢のむくみが、神経障害によって下肢のしびれが起きることから脚気の名で呼ばれる。
脚気は「江戸患い」と呼ばれ、江戸時代に白米を食べられる人が増えたために大流行し、原因がわからないまま明治時代やそのあとの時代にも大きな爪痕を残しました。
しかしある程度の脚気を防いだのが「ぬか漬け」と言われているのです。
ぬか漬けは米ぬかにつけますよね?
お米から削ぎ落とされたぬかにビタミンB1が含まれています。
そのビタミンB1が漬け込んだ野菜に移り、改めて私たちの体に摂取されるというわけです!
そう、江戸時代当時に白米を食べていた人も、ぬか漬けを一緒に食べていると脚気が予防できたのです。
#ぬか漬けって塩分取りすぎにならないの?
ぬか漬けに限らず多くの漬物は保存食なだけあり食塩を多く使っていて、塩分の取りすぎを懸念して食べない人もいるようです。
しかし、ぬか漬けは大丈夫なんです!!!
ぬか漬けには塩分の他に、塩分を排出する作用のあるカリウムも多く含まれています。ぬか漬けを食べてもカリウムが塩分を排出して取りすぎないようにしてくれるというわけです。
塩分を多く取りすぎた時は果物を食べるといい、と聞いたことがありませんか?
果物にはカリウムを多く含むものが多いため、そのように言われているのです。
また乳酸菌も多く含まれるため、腸内環境に大いに貢献してくれて、健康維持にはぴったりの食品というわけなんです!!
まさに美味しく食べられる健康食品というわけです!!
サプリメントや付加食品で健康維持するのもいいですが、普段食べているもので健康維持していくのが理想的ですね!