ぞらメシ。

「ゆるくいこうよ」がモットー、おそととごはんのブログ。

学校の給食指導に疑問を感じたので栄養士が文句を言ってみるよ!!

こんにちは!

”はぐれ者栄養士”ぞらりんです!

 

今日は少し小難しい話をひとつしたいと思います。

 

それは学校の給食の時間に担任の先生によっておこなわれる給食指導についてです。

 

ぞらりんの仕事は栄養士で、とある給食センターで働いていて、学校に給食指導や食育をしに行く人だ、ということを頭に入れて先へどうぞ!!

 

 

#クラスはその担任の先生の独裁ワールド

わたしは今日、自分が所属している学校に行く用事があったので、せっかくだから子どもたちが給食を食べている姿を見ようとその時間に合わせて行きました。

 

2年生のクラスに行って早速自己紹介をし、「給食を作っている人だよー」というと、子どもたちは大盛り上がり。

 

「給食おいしい!」とか「毎日おかわりしてるよ!」とか。完食したことを報告してくれる子もいました。

 

するとある子が「せんせー、味噌汁の中にご飯入れちゃった!えへへ」と報告してきました。

わたしは美味しく給食を完食してくれるなら味噌汁ご飯にして食べても全然構わないし、そもそも2年生には給食時間が明らかに短いので工夫しないと完食が難しいので、「おいしい味噌汁ご飯を時間内に食べちゃおうね」と声をかけたのです。

 

その直後にその子は担任の先生にも同じような報告をしていました。しかし担任の先生はこう言ったのです。

 

「そんな気持ちの悪い食べ方をしないでください。」

 

わたしは驚愕しましたよ。

すごい言い切っているんですもん。

2年生に「気持ちの悪い食べ方」って言い方はないんじゃないの!?

 

学校の先生はひとりで20人も30人も面倒を見なくてはならないということはわかります。でもそんなに子どものことをないがしろにしていいの?

 

学校のクラスというのは小社会なんですよね。

だから担任の先生がいいと言えばいいし、ダメと言えばダメなんです。いわば担任の独裁に近いですよね。子どもはなにもわからないので慕って担任の先生について行きます。

そんな先生に気持ち悪い食べ方、なんて言われたら「ああ、これは気持ち悪い食べ方なんだな」と刷り込まれてしまいます。

 

本の学校って、そうやって子どもの考えを真っ向から否定して独裁的な意見を押し付ける教育が少なくない。

わたしは給食の一コマでかなり闇深いものを見たんです。

 

 

#わたしならこう言う。

担任の先生が「気持ち悪い食べ方をするな」と言った真意は「他に食べている子の気分を害するようなことはしない配慮を身につけさせたい」と言うのが、少なからずはあったのではないかと思っています。(思ってなかったらかなり・・・ねぇ?w)

 

そのような気持ちもわからなくはないので、もしそう言う指導をしたいならわたしならこう言います。

 

「おいしそうな味噌汁ご飯だね。でもみんなで向き合って食べているから、中には味噌汁ご飯を見て、混ぜて食べるのはお行儀が良くないと思う人もいるかもしれないよね。今度からはどうしても時間がなくて食べきれない時の奥の手にしようよ!」

 

頭ごなしに否定されると大人でも腹たつもんです。

それは子どもでも同じ。

「子どもだからわからないだろう」は一番子どもを尊重していないし、良い影響も与えないんですよ。

 

 

#給食時間が少なすぎ。

わたしが小学校の時もそうだったのですが、何しろ給食時間が短い。

低学年の時は食が細くて、食べるのも遅かったので苦労しました。

 

その頃から明らかに食育についてフィーチャーされるようになったのに、給食の時間が変わらないってどう言うことですか??

 

それどころか、4限が長引いてしまうと給食時間を削って帳尻を合わせるんです。

そりゃ食育もはかどらないし、残菜も多いわけやね!!!

 

こういう根本的なことからどうにかしないと変わっていかないんですけどね・・・

 

 

終わり。